SSHスーパーイノベーション講演会が行われました。
7月12日(水) 柏崎文化会館アルフォーレにて、令和5年度SSHスーパーイノベーション講演会を開催しました。
今年度の講演会では、我が国の科学技術政策立案のためのシンクタンク、コンサルタントとして活躍中の国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の中山智弘先生をお招きし、「科学技術・研究開発における世界の動向と現在の日本の課題--元素戦略からエマージングテクノロジーまでを考える」をテーマとしてご講演いただきました。研究開発での世界の潮流と日本の立ち位置、ゲームチェンジ技術を支える元素戦略、今後の研究開発の新しいかたちなどをわかりやすく説明していただき、「グーグルアースのように、物事を高い所から広い視野で見ることが重要」であること、そして高校生が今何を考えるべきかについて、貴重なアドバイスをいただきました。
講演後、生徒からは活発に質問があがり、中山先生から、人間のあり方や生き方に関わる内容まで踏み込んで丁寧にお話いただきました。
講演会後のアンケートの結果では、85パーセントの生徒が講演会を聞いて科学全般に対する興味関心が高まったと答えています。
中山先生、貴重なお話大変ありがとうございました。
❀生徒の感想❀
・世界が科学で争って高い力を得るために多額の富、金が動いていると気付きました。世界と日本の関わりや日本の立ち位置もわかってよかったです。
・日本の化学は、進んでいる面と、遅れている面が、それぞれあって元素がない国として「元素戦略」はすごい政策だと思ったし面白いと感じました。化学=投資という視点を持てました。
・理系、文系問わず、国語や英語などの語学は、やはり学問の基本になっているんだなと感じた。グーグルアース的な見方をできるように意識してみたい。
・3年間で一番興味深い内容でした。日本は、世界に勝てる産業を作り出すことが課題であると思いました。